インプラントの歴史(ブローネマルクシステム)
- 2011年12月12日
- 氷川デンタルクリニック
- 院長ブログ
開院して、8か月が経過しました。入れ歯やインプラントのご相談の患者さまが増えてきました。
そこで、当院では2種類のインプラントシステムを使用していますが、その一つであるブローネマルク・インプラントシステム(Nobel Biocare社)をご紹介します。
〈ブローネマルク・インプラントシステムの歴史〉
1952年、スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士の研究チームは微小循環(血液の流れ)に関する基礎研究を行っていました。
治療の経過を観察するため、動物の体内にチタン片を埋め込んだところ、研究の終了後、このチタンが骨から取り外せなくなっていました。
この現象に興味をもったブローネマルク博士は大規模な研究を開始。チタンが骨組織と特殊な方法で結合する過程を明らかにし、これをオッセオインテグレーション(骨結合)と命名しました。さらに博士は、長期間にわたる研究を経て、1965年より歯科分野でインプラントの治療をスタート。
以来、歯科インプラントは全世界で数千万人の患者に使用されています。
←これがあごの骨に入るインプラントです。
←下あごに6本のインプラント。
草加の歯医者
氷川デンタルクリニック
院長 原 聰